士業・個人事業主のデータのバックアップ法
パソコンには寿命があるので、パソコンが故障し、パソコン上のデータを消失してしまう可能性があります。
そこで、パソコン全体のデータをパソコンとは別の場所で保存する、つまりバックアップをとっておく必要があるのです。
では、バックアップにはどのような方法があるでしょうか?
1.USBメモリ
BUFFALO USB3.0対応 USBメモリ バリューモデル 8GB ホワイト RUF3-K8GA-WH
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2013/06/01
- メディア: Personal Computers
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USBメモリは、他のデバイスと比較して安いですし、持ち歩くこともできます。
しかし、USBメモリ自体が壊れるリスクが他のデバイスより高く、また小さいデバイスである以上、紛失のリスクも高くなります。
さらに、容量が小さいので、保存できるデータに限りがあります。
そのため、USBメモリでのバックアップは、パソコン全体というより、特定のファイルのみのバックアップに適していると思います。
2.ポータブルHDD
BUFFALO ターボPC EX2 USB3.0 ポータブルHDD 1TB ローズ HD-PNT1.0U3-PC
- 出版社/メーカー: バッファロー
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ポータブルHDDは、USBメモリと比較すると、容量は大きくなります。
しかし、磁気や衝撃に弱いとも言われているので、持ち歩いていると、故障するリスクがあります。
私も、ノートパソコンを主として使用していたときには、このタイプのものを使用していました。
しかし、ノートパソコンのUSBポートが少なかったので、バックアップするときだけHDDをつないでいると、結局バックアップするのが面倒になり、あまり使わなくなってしまいました。
まめにバックアップできる方や、パソコンにつないだまま自動バックアップ設定される方に適していると思います。
3.クラウドストレージサービス
クラウドストレージとは、一般にインターネット上でデータを保存する場所を借りるものです。
iPhoneを利用している方の多くは、iCloudを利用して、自動で毎日iPhoneのバックアップをとっている方も多いと思います。
iCloudを利用していれば、iPhoneが故障しても、他のiPhoneやパソコンからデータを復元できます。
このようなクラウドサービスと同じ要領で、パソコン内のデータをクラウドストレージに保存するという方法があります。
インターネット接続があれば自動でバックアップでき、デバイスも設置する必要がない点でとても便利です。
また、インターネット接続があれば、基本的にどのようなデバイスからも保存したデータを閲覧できます。
しかし、リスクは非常に小さいと思いますが、理論上は、バックアップが消失しまったり、ハッキング等によりデータ流出のリスクがあります。
実際に、iCloudがハッキングされ、アメリカの女優のプライベート写真が流出したという事件がありました。
また、クラウドサービスの一種であるヤフーメールにおいて、過去にメールが消失するという事件がありました。
クラウドストレージは、パスワード管理等をしっかりやっていれば、個人がプライベートで使用するのには、適していると思います。
ビジネスで利用する場合には、理論上のリスクがあることを認識しておく必要があります。
4.外付けHDD
BUFFALO USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 3TB HD-LC3.0U3/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
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外付けHDDは、容量も大きいので、上限を気にせずにデータをバックアップできます。
また、バックアップの時間も短いです。
さらに、設定をすれば、自動でバックアップもすることができます。
しかし、基本的にUSBで接続するタイプなので、USB接続している一台のパソコンのみしかバックアップできません。
パソコン一台のみをバックアップする必要がある場合には、外付けHDDが適していると思います。
5.NAS
BUFFALO リンクステーション スマホ・タブレットで使える ネットワークHDD(NAS) 2TB LS210D0201C
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- 発売日: 2015/06/28
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弁護士業など、秘匿性の高い情報を扱う場合には、クラウドストレージサービスの小さいリスクについても考慮する必要があるので、弊事務所では、NASを採用しています。
有線LANに接続した複数のパソコンのバックアップができます(無線対応にもできます)。
また、共有ファイルのサーバーととして使用するものと、それをバックアップするものの2台体制にすることで、仮に、1台が故障しても、データが消失することのないようにしています。
さらに、夜中に自動でバックアップをとるようにしているので、間違えてデータを上書きしてしまったときには、もう一台のNASに保存されたデータを復元することができます。
ただし、NASの設定は少し複雑なので、専門家の方にやってもらう方がよいかもしれません。
また、NASも機械である以上、高温には弱いので、置き場所や室温には注意する必要があります。
以上のように、バックアップの手段は様々なものがあります。
必要性とリスクを勘案して、適しているものを選択することをおすすめします。
そして、バックアップの技術は、日々進化しており、私自身も、色々な手段に着目して試行錯誤しております。